はじめに
皆さん、こんにちは。 アメリカから少し心配なニュースが入ってきました。現地時間21日、フロリダ州のオーランド国際空港で、離陸を控えたデルタ航空の旅客機から火災が発生し、乗客乗員２９４名が緊急脱出する事態となりました。乗客乗員全員無事だったようです。
何が起こったか
報道によると、このデルタ航空機はオーランドからアトランタへ向かう予定でした。しかし、離陸のため地上を移動している際、2つあるメインエンジンのうち1つから突然出火したとのことです。機体からは炎と黒煙が上がっていたとの情報もあります。
黒い煙は、燃料やオイルに点火している可能性が高いです。炎と黒煙が見えたら機外脱出の可能性が高いですね。
乗客乗員の状況
この便には、乗客282人と乗員12人の合計294人が搭乗していました。火災発生を受け、乗客乗員は機内に備え付けられている緊急脱出用のスライド（滑り台）を使って、迅速に機外へ避難しました。
ここで改めて強調したいのは、航空機の乗務員（パイロットや客室乗務員）は、このような緊急事態を想定した専門訓練を受けているプロフェッショナルですので、今回のような機外脱出を含む緊急事態の場合は、乗務員の指示・誘導に従ってください。
このような状況に直面した場合、パニックになるのは仕方ないですが、乗務員を信じ自分勝手な判断で行動せず、乗務員の指示に従うことで落ち着けるはずです。ですので、乗務員の指示に注意深く耳を傾け、それに従ってください。
パニックになった時ほど、プロの指示に従ってくださいね。そうすると安心して正しい行動がとれます。
結果と今後の対応
デルタ航空および当局からの発表によると、幸いなことに避難した294人全員が無事で、けが人は報告されていません。これは本当に不幸中の幸いでした。 現在、アメリカ連邦航空局（FAA）が、エンジンから火が出た詳しい原因について調査を進めています。なぜこのような事態が発生したのか、原因究明が待たれます。
パイロットとしては、なぜこのような事態になったのか？その時の対応は？どうすれば適切なのかを研究するために今回の事例を活かしたいと思います。
